歳を重ねてもいいかも、と思える幸せ

ある夜、同じ鑑定師仲間の友人とご飯をしておりました。 

 四柱推命を一緒に勉強した学友達です。 

色々な話をしながら、 

『占い師の利点は年齢が関係ないことだ。』という話で盛り上がりました。 

その時の年齢の時々で、あるいは個人それぞれで、得意な世代、不得意な世代は出てくるかもしれませんが、歳を取れば取るほど、話に説得力が増すことになるし、損なことは何も無いように思います。 

 私は、正直、鑑定していく中で、

自分より年齢の上の方を鑑定していくことの難しさに戸惑うことがあります。 

 鑑定結果を話をする中でお伝えしても、人生の経験を沢山積んでいる方には、

話していても、あ、心に伝わっていないな、と感じる時があります。 

 私の経験不足ももちろんあるでしょう。 

 でも、折角、貴重な時間を割いて鑑定を受けていただいているのだから、少しでも役立てれば。 

と思わずにはいられません。 

そんな風に、上手く伝えられなかったこともあることを、恥ずかしながら、告白、反省いたします。 

そこで、もし自分が歳を取っていれば、もっと上手く伝わったんじゃないか、と思う私がいるのは 間違っているでしょうか？ 

 私は女性ですし、歳を取る、という言葉には、良くも悪くも敏感になりがちです。 

 でも、 唯一、鑑定のときだけは、

『年齢を重ねていくことは悪くない』 と肯定的に思えるのでした。 

そう思える瞬間があると言うことは、幸せなのではないか（笑）というお話です。 

年齢を重ねていくことを、自分が経験してきたことを、

肯定して生きていけることができることは、  

自分はとても幸せなのではないかと思います。

箕面の山で年月を感じた樹