忘れられなくなる褒め言葉

私は一人だと回りの人の

話を聞いていることも多いです。

そんな人も多いのではないでしょうか？

今週は、2～3日に一回、

人が人の心にすっと入り込む瞬間を垣間見ることがあり、

自分でも色々考えた一週間となりました。

今週、美容院へ髪を切りにいっていたのですが、

美容師さんが、カットしているお客様の心をグッと

握っているところを目撃しました。

美容師さんは、その方の髪の毛を触りながら、

お客様の相談を受けていました。

その方は私より同世代か上ぐらいの人だったのですが、

白髪染めをすべきかすべきじゃないかという

相談をしていたようです。

「ええっ。

白髪染めなんてまだまだ必要ないですよ。

僕は全然気づきませんでした。

白髪に気づかなかったので、

見た目も若々しいし、

前から鏡を見たら白髪が増えているのに気づくというけど、

前に白髪が出てきて気づいたとしても、

後ろの方はほとんどでないんですよ。

前髪の十分の一以下しか出てこないんです。

大丈夫です！」

と一言。

横のお客様は、

「ええ、そう？でも・・・」

と言いながら、嬉しそうに見えました。

褒め言葉をかけてもらうことは、とても嬉しいことですが、

実際自分で褒め言葉をかけるのはとても難しい。

でも、それでも褒め言葉を口から出すとすれば、

自分の中にある、

実績に基づいた褒め言葉じゃないと人の心に入り込まない。

「キレイだね」

「可愛いね」

「頭いいね」

という、普通の褒め言葉では右から左へと

流れていくだけの褒め言葉です。

でも、その中に

地についた言葉が入っていれば

心に入ってきて忘れられない言葉になります。

『理由』

がある褒め言葉かどうか。

でも、

全ての話す言葉も『理由』がある言葉なら

どんな人の心にも入って

いくのだと思います。